
オルニチンサプリの摂取で肝臓が強化されて閾値(いきち)が広がり、寒さや暑さに強い身体になれます。
生理学的な閾値で寒さや暑さに強くなるということは、身体が特別に負荷を感じない気温変化の幅が広くなるということです。例えばAさんは摂氏17度~23度の温度変化に平気なのに対して、Bさんは摂氏19度~21度のわずか3度の間しか平気でないようであれば、Aさんのほうが閾値が広いということです。
ここでは寒さについて考えてみましょう。肌で感じた寒さが脳の視床下部に伝わると、脳下垂体前葉に働きかけて副腎皮質刺激ホルモンを分泌して副腎皮質に指令を出します。副腎皮質からは副腎皮質ホルモンの一種である糖質コルチコイド(グルココルチコイド ) が出て肝臓に働きかけます。
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糖質コルチコイドは肝臓での糖の代謝調整をしています。発熱を促す場合は肝臓に備蓄されたグリコーゲンがブドウ糖に変換されて血液中の血糖値の調節をします。このような化学反応を起こすことによって肝臓は人体の発熱量の約22パーセントを受け持っています。こうして発生した熱を身体の内側に閉じ込めて、身体を中から温めることができるです。
仮に肝臓が脂肪肝などで弱っていると、エネルギー源のグリコーゲンの備蓄も十分ではありません。また、肝臓が行う発熱作用も十分ではなくなります。
オルニチンは脂肪に着いた中性脂肪を脂肪酸に分解して肝臓を強くしてくれます。
加齢とともに寒さ、暑さが身体にこたえるようになった方はオルニチンサプリメントを試してみられたらいかがでしょうか?
by Dr.サプリメント タカ
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