
脂肪肝の改善と治し方・運動編の番外編として有酸素運動の代表格、ウオーキングについて書いてみます。
脂肪肝の改善のために行うウオーキングですから、無理をしないことと、長く続けることが大切です。脂肪肝が解消した後も、再びぶり返さないために新しい生活習慣として、ぜひ定着させてください。 健康は一生の宝物です。 ちなみにDr.サプリメント タカは、(脂肪肝ではありませんが)ほぼ毎日、ウオーキングをしていて、歩かない日は何かをやり残したようで気分がスッキリしないと思えるところまで習慣化できました。
最初は、散歩気分で構いません。とにかく三週間は頑張って続けてください。 (二日に一回でも良いのですが、できれば毎日、時間を決めた方が早く確実に習慣化されます)三週間が過ぎたころからウオーキングをしない日は何かをやり残したようで気持ちがモヤモヤするところまで習慣化できればシメタものです。かかとや膝を痛めないようにお気に入りのウオーキング用のシューズを新調するのもモチベーション維持に良いかもしれませんね。
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公立八女総合病院のリハビリテーション科さんのデーターを拝借しました。まず、運動療法の対象者は非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)さんで、単純性脂肪肝から脂肪肝炎、肝硬変も含む広い疾患群の人たちです。
毎日の生活での平均歩数が6000歩だった患者さん達を3~4日で500歩、1週間で1000歩ずつ増やして最終的に一日1万歩を目指したものです。そして一日1万歩の歩行が可能となれば、一日20~40分のジョギングへ移行したそうです。
3ヶ月もすると・・・
・BMI (肥満度 25以上が肥満):31±5⇒28±4(↓)
・ALT (GTP)(基準値は30 IU/ml):83±46⇒27±4(↓)
・空腹時血糖(正常値は100mg/dl正常高値110mg/dl) :111±16⇒95±11(↓)
・総コレステロール(基準値は140~199mg/dl):223±54⇒181±41(↓)
・中性脂肪(正常値は30 ~149mg/dl) :180±103⇒117±82(↓)
上記のように肥満度 が改善、肝機能 もほとんどの人が回復、空腹時血糖値 も正常化、総コレステロール も減少、中性脂肪 も減少とすべての項目の値が減少しています。
また、昨日も書きましたが、体重が10パーセント以上減少すると肝臓内の中性脂肪量はなんと、50パーセント前後も減少するそうです。
その他、最近では血管年齢さえも若返ることが判ってきました。 血流の促進によって血管内で生産される一酸化窒素(NO)が血管を若返らせることが判明したのです。実年齢は40歳なのに血管年齢は20歳ということもありうるのです。
もう、ウオーキングをしないという選択肢はないですね。では、続けて「脂肪肝の改善と治し方・正しいウオーキング法編」をご覧下さい
by Dr.サプリメント タカ
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