「肝臓に良い食べ物」のはずが、弱った肝臓には毒だった

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「肝臓に良い食べ物」のはずが、弱った肝臓には毒だった

肝臓の健康な人には良い食品が肝臓病の人には危険

全身の健康状態が良い人は特に肝臓のことを気にかけずとも、食事はバランスよく、適正な時刻に、よく噛んで、腹八分目を心がけ、適度な運動と十分な睡眠をとれば、肝臓もしっかりケアすることができます。

ところが、肝臓に疾患がある人は、一昔前に良いとされていたシジミやほうれん草、レバーなどの食品はいずれも控えた方が良いと言われています。現在、肝臓病には、これらの食品に含まれる鉄分の制限が重要視されているのです。

肝臓には食事療法が一番の薬

肝臓の特効薬は存在しません。そのため、弱った肝臓の機能を回復するには、毎日の食事療法が一番効果的です。食事療法で、特に注意したいのは健康な人と肝臓病の人では「肝臓に良い食べ物」にも違いがあるので注意が必要です。

弱った肝臓を守るうえで特に注意したいのは、たんぱく質の摂り方と鉄過剰症についてです。たんぱく質は肝臓が行う代謝や解毒に必要な2000種類以上の酵素の原料になったり、破壊された肝細胞の修復に必要です。そのためたんぱく質が不足すると肝機能が落ち、肝細胞が破壊されてしまいますので、過不足なく摂取する必要があります。

健康な人なら、良質なたんぱく源として肉類もお勧めなのですが、肉は中性脂肪として蓄積しやすい飽和脂肪酸やコレステロールが多いため、不法和脂肪酸を含む魚や植物性たんぱく質(大豆や大豆加工食品)を主体に摂るよう心がけましょう。貝類やたこ、いかに多く含まれるタウリンなどのアミノ酸は、肝機能を高めることでも知られています。

 

そして、脂肪分は基本的に抑え目にしましょう。調理には植物油を使い、食材としては中性脂肪を減らすEPA、DHAなどを多く含む青魚で摂るようにしましょう。

 

また、肝臓が弱っている人はビタミンを蓄える機能が弱まり、代謝効率も落ちています。そのために健常者よりビタミン類を大目に摂る必要があります。 また、ビタミンの偏った摂取は吸収率や稼働効率が悪くなるためにバランス良く摂ることが大切です。いろいろな野菜を工夫して食べるようにお薦めします。
そして、肝臓は大量の血液と酸素を必要としますので「活性酸素」が発生しやすく、活性酸素によるダメージを受けやすい臓器です。そのような意味でも活性酸素に対抗するカロテノイドやリコペンなどの「抗酸化成分」をたくさん含む野菜や(糖分の少ない)果物をたくさん摂るようにお薦めします。

肝臓病の人は鉄分の摂りすぎに注意

オルニチンという肝臓に良いアミノ酸を含むシジミ。以前はシジミが肝臓に良いとされて重宝されました。しかし、近年では、シジミに含まれる鉄分が肝臓の機能に悪い影響を与えることが判明しています。 肝臓病の方は、シジミを常用したり、大量に摂取することは避けたほうがいいでしょう。肝臓にダメージを抱える方は、シジミ10数個分を濃縮した、しじみ100%のサプリの常用は控えたほうが賢明かもしれません。

同様に、肝臓に良いと言われているドリンクやサプリメントの「ウコン」にも鉄分が含まれていて、肝臓病の患者さんにとっては症状を悪化させるという研究が報告されています。 昔から肝臓に良いと言われてきたシジミ、レバー等には鉄分が多く含まれ、近年では肝臓病患者さんには、逆に控えるように勧められています。

下記に鉄分を多く含む食材、100gあたりの鉄含有量を挙げておきます。

豚肉(レバー)  13.0 mg はまぐりの佃煮  7.2mg ほや  5.7mg あかがい  5.0mg
鶏肉(レバー)  9.0 mg 牛肉(センマイ)  6.8mg あゆ(焼)  5.5mg うなぎの肝  4.6mg
レバーペースト  7.7mg 豆みそ  6.8mg しじみ  5.3mg いわし(丸干)  4.4mg
パセリ  7.5mg たまごの卵黄  6.0mg 鶏肉(はつ)  5.1mg ほっき貝  4.4mg

肝臓は鉄分の貯蔵もする臓器ですが、肝機能が悪い人は、過剰な鉄分が肝臓に蓄積してしまいます。これを「鉄過剰症」と言いますが、鉄過剰症は活性酸素を発生させ、周囲の細胞を酸化して肝機能障害を起こします。対策として鉄分は血液中にヘモグロビンとして含まれていることから、血液を抜き取り、肝臓内の鉄 含有量を減らすための瀉血(しゃけつ)療法という治療法も行われているそうです。

緑茶はお勧め

食事と一緒に緑茶を飲むことをお勧めします。緑茶に含まれるタンニンが、鉄と結合して鉄分の吸収を妨げてくれるからです。滋賀県立大学柴田教授の研究によると、タンニンは鉄と結合して吸収を妨げるだけでなく、鉄の排出を促して貯蔵鉄を減少させてしまうそうですから、うれしい限りですね。

また、果物に含まれる抗酸化ビタミンであるビタミンCは、鉄分の吸収を促進するため、食事と果物は時間を空けて摂るなど工夫をしましょう。

関連記事「肝臓にいい食べ物でも鉄分を含むものは弱っている肝臓には毒」はここから・・・。

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by Dr.サプリメント タカ

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